【なぜ起業家にとって世界観が大事なのか?】
世界観という言葉を聞いてあなたは何を想像しますか?
多くの人は映画や、アニメ、などの
作品の世界や、舞台設定と思い浮かべますよね。
それはそれで普通に使われているわけですが、
でも本来の 世界観という言葉はそれとは違っていて
哲学的な意味があります。
世界観=Worldview
という言葉は文字通り
「あなたが世界をどう観ているのか?」
「この世界に対してあなたはどう関わっていくのか?」
という事なんですよね
ここをハッキリさせるっていうのが
実は非常に大事。
それが曖昧だと
マーケティングのテクニックを駆使しても
伝わらないという事になりえます。
実例を一つ上げましょう。分かりやすく説明します。
Appleは1997年に有名なThink Different
というキャンペーンを行いました。
このCMでは
アインシュタイン
ボブ・ディラン
マーティン・ルーサーキング
ジョン・レノン、
ダライ・ラマ、
ピカソ、
マハトマガンジー
etc の映像がでてきます
そしてナレーションは
ジョブズ自身がおこなっています
その内容はこう始まります。
「世の中ににはクレージーな人たちがいます。
反逆者、厄介者と呼ばれる者たち。
物事を全く違う目で見る人たち。
彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心を打たれるものがいるが、
しかし彼らを非難をする者もいる。
だが、誰も彼らを無視できない。
なぜなら、彼らが世界を変えたからだ。
彼らは人間を前進させた。
人は彼らをクレージーだと言うが、
私たちは彼らを天才だと思う。
自分が世界を変えられると思う人こそが、
本当に世界を変えているのだから。
Think Different 」
これがApple が世界に提示した、
Appleの世界観であり 、多くの人に共感されて
熱狂的なファンを作ることにつながったわけです。
そして、これこそが本質的な
マーケティングだと私は思うんですよね
共感を生み出すってことです。
強力で独特な世界観は
共鳴する人の
価値観までひっくり返すような
パワーをもちます。
わたしも音楽の世界で
多くのアーティストを
プロデュースしてきましたが、
ブレイクする、売れる人は
明確な世界観を持っているですよね
結局その人のコアな世界観が
人を引き付ける 引力なんですよね。
あなたももし好きなアーティストがいるとしたら
そのアーティストの世界観に共感できるから
好きになっていると思いませんか?
でもその世界観というものは、
これはプロデューサーが
与えるものではなくて
本物のアーティストが、
もともと持っているもの。
プロデューサーの仕事はそれを
明確化するお手伝いを
する事なんです。
ビジネスの場合も同じ。
起業家としてあなたは、、この世の中や、
あなたのジャンルの
現状について
どう思っているのか?
そしてあなたはそこに何を
働きかけたいのか?
という根本的な態度を明確にする。
そこがハッキリすると
そこからビジネスのコアコンセプトが
生まれるし、
伝わる情報発信ができる。
あなたの世界観は何ですか?
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